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2010年09月07日(火) 
Ⅱ たすくが目的とする支援対象 〜発達障がいとは〜

我が国の発達障がい
 様々な発達障がいがあるが,重大な影響を及ぼす原因ともなっている。
 全ての発達期の障がいには,新たな仕組みが必要である。

自閉症は,広汎性発達障がいであって,発達障がいが間違った使い方をしている。

混乱の発達障がい
 本屋に本が山積み
 セミナーが頻繁に開催
 学会研究会が複数設立
 
Developmental Disabilities(DD)
 欧米にはDDと言われる概念があるが,
 小児期の多様な疾病,障がいに関わり,その子どもの障がいを
 支えていこうとしてきた人たちは,「発達障がい」と言えば,
 DDを指すものと信じていた。

発達障害者支援法で,発達障がいは,
 ちなみにDDとは,米国の法律概念だが,他の国では,別の表現を採用している場合がある。
 69万人 高機能自閉症,ADHD,LD
 Learning Disability(英国)
 Intellectual Disability(オーストラリア,ヨーロッパ,カナダほか)
 また,特定の司法領域ではCognitive Disabilityともいう。

 つまり,小児期の多様な疾病,全てを「発達障がい」と呼んできた。

 発達期に行われる,一人一人の子どもをちゃんと支えていこうとするものである。

DDの歴史
 発端は,ケネディ大統領とAAMRである。
 精神遅滞だけでなく,発達期の障がいのため,
 一生を通じて援助を要する人に対して,一貫・継続した支援を提供する
 という趣旨である。
 発達期の障がいは,発達全般に配慮が必要で,
 生涯,継続的な援助が必要との方針を示したわけである。
 すなわち,自立支援法のように,一括して体系を取らずに,
 発達期から起こる障害に対して,特別の支援が必要であるという立場に立ちたい。
 現在の自立支援法の対象は,73%が高齢者である。
 自閉症などのように,特殊な小児期を送らなければならない子どもたちには,
 一貫性と継続性を示さなければならない

米国
 重い,慢性的永続的な障がいで,
 精神的身体的または双方の機能障害に起因し,
 22歳以前に発現し
 明らかに持続するもので
 
主な生活活動
 セルフケア
 言語理解,表現
 学習
 移動
 自己指南
 自立生活
 経済的充足
     のうち三つ,障がい〜長期に個別サービス・支援を要するもの
 9歳までに基準に達しなくても将来その可能性があると判断すれば
 発達障がいとする。

DDに含まれる障がい内容
 精神遅滞,脳性麻痺,自閉症スペクトラム,ダウン症,
 ぜい弱X,胎児性アルコール症スペクトラム等

我が国(4ないし5)
 発達期に発現する全ての障がい
 米国のDD
 発達障害者支援法の規定する発達障がい
 LDADHD
 特別支援教育
 自閉症スペクトラム

DD概念から学ぶもの
 我が国の障害児は生涯を通じて一貫した支援など全く望めない現状にある。
 それを思うと,欧米の「発達障がい」という概念は,
 かなりの説得力を持っている。
 今まで,無秩序に使われてきた「発達障がい」の概念は,
 早急に整理される必要がある。


統計
 身体障害者350万人,知的障害者46万人,精神障害者250万人と,
 盛んに政府は言ってきた。

 身体障害者19万人,5.4%
 比して,知的障がい46万人中,13万人も入所している28.3%

基礎調査は,人数調査ではない。
 我が国で知的障がい児者の数を把握することは,現状では不可能である。
 5年ごとの調査は,判定が済んだ人だけに限られるのであって,
 調査自体が不可能である(拒否される)。
 人数調査しない条件で「基礎調査」がはじまったが,
 それが現在も続けられている基礎調査である。
 実際には,調査していないはずなのに,28.3%というのは,
 本当の数ではないことは十分に知っていた。
 今,これを発表して,大蔵省の怒りを買うよりも,
 今は待っていたいと説得された。

その背景には,施設解体論を唱える学者たちが控えていた。
「知的障がい者,脱施設に政策転換」
 人口の2〜3%であると世界は言っているのに,
 わずか0.3%程度の260万人の知的障害者がいると捉えなければならない。

 オランダなどは,日本の倍以上,入所している。
 オランダ式のノーマライゼーションの結果であるとはっきりと明言している。

 施設の小規模化,16名以上を施設という。
 15名以下は,地域居住型社会資源と言っている。
 日本の施設とアメリカのグループホームは,日本の概念と全く一緒である。
 日本の施設とほとんど変わらない。

 NC州立大学の,プロフェッサー・シベンソン氏は,
 秩父学園を見た暁に率直な意見を言ってくれと言ったら,
 素晴らしい施設じゃないかと言った。こんな町の中に鬱そうとした森があって,
 5つの寮舎が点在して,利用者が20名しか居ないじゃないか,
 素晴らしいと言った。

日本の施設のできた背景と欧米は違う。
 1950年代まで欧米では,知的障害児は,生きるに値しない,
 隔離収容の場であった,合法化された優生保護法等,手術を強要されていた。

在宅の身体障害者の年齢分布
 老人ホームが多い。施設に入っているのは,5万人
 73%は60歳以上,糖尿病など,介護保険で運営されている施設である。
 一旦入ったら,介護をもって過ごしてもらうことになっている。
 身体障害者には,入所施設が少なすぎるのではないか?

社会が大混乱している
  犯罪白書
  殺人1120件
  親族等49.8%
  面識あり38.6%
 無縁死
  年間3万2千人
  自殺者も同数
  不審死と合わせると,10万人にも至ると言われている

高齢者の犯罪増加
  65歳以上 3.7倍
  ノルウェーの犯罪は0である。

北欧諸国はそのモデルである
 社会福祉の充実が,成熟社会である。
 福祉の三段階
  問題の理解と解決の開始
  福祉の充実と拡大
  新たな社会資源としての対象者

一般の人々に,老人や障害者は,仕事を提供してくれている。
 内需が安定的に提供されてきた
 医療教育福祉芸術スポーツ,第一次産業,内需が安定し,
 お金は国内を上手に循環し始める。


<参考講演>
 平成22年9月5日(日) 千葉市幕張 にて知的障がい福祉協会講演
 岡田喜篤氏「ソーシャルワークの欠落した福祉を問う」
  岡田氏と名刺交換する。良い取組をしているね。とありがたい,お言葉。
 関係者へのエンパワーメント,次世代への期待感が強いことは有名。
 スーパースターに会った。当然,感激した。

 演題のとおり「ソーシャルワークは不要か?」と,問う岡田氏,
 岡田氏が,一年間留学時代,米国のトニー・エデル女史から学んだこと,
 北欧における福祉サービスに関わるソーシャルワーカーの役割などから,
 欧米においては,常にソーシャルワーカーが福祉支援の中心に存在する。
 「何事もSWなしにははじまらないと言っても良い。
  敬愛する佐々木正美教授も,ソーシャルワーカーは,
  オーケストラの指揮者だという自分で楽器を奏でることはないが,
  演奏の出来不出来を握っているという訳である。」

閲覧数2,799 カテゴリ参考資料 投稿日時2010/09/07 00:17
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齊藤宇開(たすく代表)さん
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