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2010年10月20日(水) 

現地時間19日(火)

いよいよ研修の初日が終了しました。

<外部公開では,写真は割愛させていただいています>

1)ニュージャージー州 9:00−10:30 【Bankbridge Development Center】

ホテルから,およそ30分で到着,新設の学校で,スクールバスが数十台並んで降車の最中だった。

①とにかく新しいものを手に入れ,子どもたちの療育に取り入れる姿勢

6年前も同じでしたが,Bankbridge統括ディレクターのメグ女史は,僕の米国の力の象徴です。

エネルギッシュで,私たちを案内している最中でも,スタッフに盛んに声を掛けます。

これは,ピラミッド社のアンディ・ボンディ氏も同じですが,全く衰えることがありませんでした。

この勢いで,6年経ったわけですから,今回は,さらなる深化を見ました。

特に,ピラミッドアプローチを中心にしながらも,子どもたちに良かれと思われる方法は,

直ぐに取り入れています。

 

例えば,タッチボードや,テンプル女史考案のSQUEEZEです。

タッチボードでは,ウェブサイトから,パズルの構成をしたり,

ペンを使って人気投票をしていました。鶴野さんも体験させてもらいました。

SQUEEZEは,実物を見たのは初めてでしたが,実際に体験してみました。

僕は,閉所が嫌いなので,それが気になってしまいましたが,締め付け感は凄かったです。

値段は4500ドル位するそうです。

何より,導入して,実際に使ってみることが,素晴らしい発想だと思います。

資金の調達も,メグ女史の力に因ることがことが大きいのでしょう。

 

②スタッフの全体レベルが高い。

おそらく,世界でも有数だと思いますが,一人一人が,ABA,ピラミッドアプローチに

精通していて,あらゆる場面で,理想的な実践が見られました。

幼稚部の見学の際に,一人のお子さんが離席して,座り込んでしまおうとしている時,

サッと,後方からお尻が床に着くか着かないかの間に抱え上げたサブの先生と,

正面から,椅子を引いて用意し,サッと座らせて,ちゃんと座った瞬間に強化した先生の,

呼吸が絶妙でした。後続刺激操作に,複数が,これだけ呼吸を合わせて「消去の原理」を使えるには,

やはり研修(トレーニング)が必要でしょう。まだまだ,たすくでも,こうは行きません。

メグ女史「また来たら,トレーニングについて,教えてあげるわ!」

 

写真は,その「Table]という授業の場面です。

 

③3〜21歳までの支援(の場所の提供)に集中して,場を提供する!

毎回,ブログで主張しているとおり,欧米でうらやましいのが,この集中です。

ソーシャルワーカーが機能していることから,メグ女史のような人が,

支援の場の提供に集中できるのだと思います(少なくとも日本よりは)。

今回も,21歳以降は,どうなるんですか?と聴くと,

たぶん,家族がエージェントに頼んだり,グループホームに行ったり,いろいろあると思います。

と,役割と責任分担がはっきりしています。

3〜21歳までの一貫性と継続性のある支援に集中できることで,メグ女史のような,

スペシャリストが機能していくのではないでしょうか。

 

写真は,16歳から21歳までのグループが授業で使用するカフェテラスです。

ちょっと見にくいのですが,実際に値段のタグが付いた商品が売られ,16歳以下の子どもたちは,

買い物学習に使うそうです。そういった意味で,一石二鳥ですね。

 

2) 12:00−13:30 【Freehold Township Schools】 

午後は,90分掛けて,移動。渡邊倫と松井匠は,アンディ氏のインフィニティに同乗(貴重!)

①ABAの専門家によるクラスルームの運営

ABAの専門家であるジョエル女史によって,課題分析や,プロンプトの統制,好子のアセスメント,

などの実践を見学しました。

ここでも,スタッフのレベルの高さが目立ちました。

アンディ氏の関係する機関は,やはりこのスタッフの養成に関する,

コンサルテーション技術の高さが突出していると思います。

これは,日本でもニーズの高いところです。

日本と同じような理由で,ABAが受ける誤解(動物と同じだとか,・・)は,あるようですが,

5〜6年間くらい掛けて,「説明していく」ことで,その誤解が解けていったそうです。とにかく,

説明することが一番だと,強調されていました。

 

②型から入れ!

やはり,ABA,あるいはPECSということを「型」にして,スタッフが育っていく環境,

そして,できれば組織的にコーディネートしていくポジションと,

実際に子どもと接していくポジションの役割分担が,お互いに尊重し合って成立しており,

特別支援教育コーディネーターが,気を遣って,同じ学校の教室運営に口出しできないことの多い,

日本のやり方とは違うと思います。

これも,今年の特殊教育学会でお話ししたことですが,

日本はリーダーシップが欠如していると思います。

ポジションを与えて,役割分担をし,「共通目的」に向かっていく学校運営が求められています。

 

児童生徒一人一人のファイルが,ABAのチェックシート(課題分析等)を中心に構成されている。

 

当たり前だが,トイレや手洗いの場面も含めて,全て記録に基づいて,科学的に実践を積み重ねる。

(写真は,トイレ内に張られた,データチェックのためのシート入れ)

 

3) 6年前より,グレードアップしていて圧巻だった!

もちろん,かなりの水準のセンターと教育委員会だったのですが,スタッフの統率感,

仕事に対する熱意,ぶれない「型」による追求心(一人一人に応じた方法の工夫),など,

圧巻でした。

まあ,悔しいです。

6年前よりグレードアップしたのは,メグ女史の変わらぬリーダーシップがあるでしょうし,

その間に,すっかり変わってしまった日本のリーダー(この場合,学校長)たちも,きっと,

悔しいと思います。いつになったら,改善されるのでしょう。

せめて,6年前は,研究所の研究員と大学の先生,附属の先生だった僕たち今回のメンバーが,

すっかり,民間に変わったので,そこにも光を感じてもらえるよう,努力を重ねたいですね。

 

現在の私たちの持つ,教室なら,再現できないことは,何一つ無かったと思います。

 

明日は,朝7時出発で,2時間掛けて,6年前と同じサセックス群に行ってきます。

夜は,アンディ氏のご自宅に,総勢21名,ご招待していただいています。

今日も,15時まで,同行してくださいました。アンディ氏に感謝して,お休みなさい。

(現地時間,午後10時55分 たすく株式会社 代表 齊藤宇開)

<外部公開では,写真は割愛させていただいています> 

 

 

<日程> 
平成21年10月18日(月)〜25日(月) 6泊8日
(18,21日移動日,19日ニュージャージー州,20日デラウエア州,22日カルフォルニア州,24,25日移動日)

<詳細>
19日(火)
ニュージャージー州 9:00−10:30 【Bankbridge Development Center】
12:00−13:30 【Freehold Township Schools】
20日(水)
デラウェア州 9:00−12:00 【Sussex Consortium】サセックス群協会
http://cape.de.schoolwebpages.com/education/school/    school.php?sectiondetailid=8363&&
22日(金)
カルフォルニア州 9:00−13:00 【Pyramid Autism Center】
www.pyramidautismcenter.com 

 


閲覧数1,748 カテゴリ日記 投稿日時2010/10/20 12:00
公開範囲外部公開
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齊藤宇開(たすく代表)さん
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We are HAPPY, so You are HAPPY. Because We will be TASUC!
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