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2010年10月21日(木) 

20日(水)

  <外部公開では,写真は割愛させていただいています>
デラウェア州 9:00−14:00 【Sussex Consortium】サセックス群協会

7:00出発!ただし,みんな時差ぼけしているので,早起きはお手のもの・・。その分15時過ぎがきついけど・・。凄く飛ばすバスの運転手だったのですが,2時間45分もかかって遅れて到着です。アンディ先生は,すでに到着していました。また,予定を変更して,14時まで高校や小学校を見学することができました。

1)SUSSEX CONSORTIUM SPECIAL (Preschool)

二日目は,Sussex Consortium<サセックス地区のコンソーシアム(資金の共同調達を意味する金融用語)の見学です。

アンディ先生が,15年前まで,ディレクターとして担当していた地域です。

スタッフトレーニングをはじめとして,深く関わっていたことからも,優れていることは明白です。

人気が高く,他州から移り住む人も多いそうです。全米自閉症協会からも表彰されています。

 

まずはPreschoolを見学しました。4つのグループがあり,対象は2〜5歳児です。

同行したスタッフは初体験だったと思いますが,ABAを柱にした実践の,教科書のようなが授業が展開されていました。J☆sKepの7つのキーポイントのうち,4つが「行動管理」という分野であることは,皆さんご存じだと思いますが,それに特化した実践だと考えていただいて結構だと思います。

 

写真1)スタッフの腰には,前面に好子を入れるためのポケット,後方にチェックシートがかかっている。

 

写真2)詳細なターゲットの獲得行動が示されたチェックシートになっている。

 

未就学期(早期療育)では,ABAが最も効果を示すと思っていますが,この時期に,

学習態勢や指示理解,強化システムの理解などが身につけば,まさに「学習を支える学び」となり,

スムーズに,小学校にフェードインできて,機能的な目標の各項目(アカデミックや生活スキル)に,

取り組むことができるでしょう。

さらには,ABAによって,変数の統制がなされ,写真のようにデータが蓄積されていきます。

これらは,毎日のことですから,どれだけ「スモールステップ」か,想像するだけで感動します。

特に,このPreschoolの一人の先生の実践は,立派でした。

「こういう人が日本に居ないかな?居たら直ぐにご一緒したい」とは,

同行した服巻繁さんの言葉です。同感。

久々でしたが,一分おきに「ピー,ピー」と教室で,シグナルが鳴っており,

最もシビアなお子さんには,この間隔を使って,好子を使った強化がされていました。

 

写真3)緩やかな環境構成(衝立が天井に着くような支援は見られない)

 

また,三項随伴性のうち,後続刺激操作にも注目することが多いため,

先行刺激操作が整理されている印象を受けました。これは6年前と同じ感想です。

実践されている方や,保護者の方はよく分かると思うのですが,2〜5歳の頃に,

この(写真)程度の先行刺激操作で,その場に留まることは至難の業です。それが,

ずっと留まることができるようになるわけですから,学習を支える学びになるのです。

 

 

2)Cape Henlopen High

続いて,最新設備の整った高校に案内してもらいました。この地域の子どもたちは,自閉症のある子どもも含めて,この学校で教育を受けることができます。

http://www.capehenlopenschools.com/education/school…ctionid=31

 

写真4)最新の設備が整っています。

 

時間の関係で,施設設備中心の見学でしたが,カリキュラムの中身を聴くことができました。

案内してくださった校長先生もそうでしたが,欧米のカリキュラムは選択と集中がなされていて,

非常に分かりやすいと思います。

 

<高等学校におけるカリキュラムの柱>

①科学,②数学,③ソーシャルスタディ,④外国語,⑤国語

 

3)SHIELDS ELEMENTARY School

最後は,小学校でした。特別支援学級の見学が中心でした。

 

写真5)SEN-Base(特別支援教育のための基礎)が用意されている!

 

ここで特記すべき内容は,SEN-Base(特別支援教育のための基礎)が

用意されていることでしょう。パット見ただけでも,5/8項目が該当しました。

1.個人別の課題学習ができる場所と機能がある。
2.センソリー・エリア(感覚過敏などで落ち着かなくなってしまった気持ちを癒す場) が常時利用可能なように準備されている。 
3.500段階以上の,機能的な目標として系統化された教材が,随時利用可能なように陳 列されている。
4.アセスメントができる場所と機能が,備わっている。
5.S.E.N.Co.(特別支援教育コーディネーター)として,学習指導要領や学習支援方法 等の知識をもち,ファシリテーションやコーチングなどの技術を使って,学校のチーム 力を向上させる力をもった教師がキャプテンとして所属している。
6.モデル利用型学習ができる環境を兼ねた,大人が4人程度丸くなってストレングス・ アプローチができる机と椅子が用意されている。

7. 自宅での通信による学習や,SNSによるネットワーク上の社交場など,ICTの活用や利用を学べる場所と機能がある。

8. 家族同士が相互に助け合える学習会や,早期の家族を支援するメンター養成事業,集いの部屋などが用意されている。

 

Preschoolと同じように,課題分析表をはじめとした分析シートが,様々な形で用意されており,

スタッフの研修も充実していることが確実でした。

また,メインストリーミングを希望している保護者が通う学校であることからか,

やや言葉掛けが,他校と比べて多かったという感想がありました。

理由はあるのでしょうから,もう少し,突っ込んだ質問をすれば良かったと反省しています。

 

なお,一日を通して,新聞社が取材に訪れており,

コミュニティを大切にした学校の運営方針があるようです。

 

4)アンディ先生・ローリー先生からの歓迎パーティ

17時からは,お二人と二人のお子さんたちに招かれ,ご自宅で,ウェルカムパーティーを開いて頂きました。

 

写真6)大久保先生と繁先生とアンディと娘さん

 

写真7)ハンバーガーを焼いてくれているアンディ先生

 

野菜いっぱいのハンバーガー。特にベジタリアンであるアンディ先生のお薦め,

ベジタリアン用ハンバーガーを頬張った大久保先生,「激うま」って言ってました。

僕は,大の肉好きなので,分厚いバッファローってのを頂きました。

 

明日は,移動日でアナハイム(西海岸)へ。

ピラミッド社の運営する「自閉症センター」の見学です。

 

<感想>

・幼児期の児童デイサービス等で,ABAを柱にした療育があっても良いなと思いました。

・ABAを基礎にして,職員の研修を積むべきだと再確認しました。

・地区という「面」でサポートすることの,凄さ,を痛感しました。

 

<外部公開では,写真は割愛させていただいています>

 

 

<日程> 
平成21年10月18日(月)〜25日(月) 6泊8日
(18,21日移動日,19日ニュージャージー州,20日デラウエア州,22日カルフォルニア州,24,25日移動日)

<詳細>
19日(火)
ニュージャージー州 9:00−10:30 【Bankbridge Development Center】
12:00−13:30 【Freehold Township Schools】
20日(水)
デラウェア州 9:00−12:00 【Sussex Consortium】サセックス群協会
http://cape.de.schoolwebpages.com/education/school/      school.php?sectiondetailid=8363&&
22日(金)
カルフォルニア州 9:00−13:00 【Pyramid Autism Center】
www.pyramidautismcenter.com 

 


閲覧数1,826 カテゴリ日記 投稿日時2010/10/21 14:50
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齊藤宇開(たすく代表)さん
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