2012年03月26日(月) 

2012年3月25日(日)、鎌倉市商工会議所にて、
「子どもの発達を促すための実践フォーラム~早期からの一貫性と継続性のある療育への期待~」
第2回目を開催し、約80名ほどの参加をいただきました。

今回は二部構成に分かれ、
午前の部では、北海道自閉症協会 道南分会から
松倉順子さんをお迎えし、構造化を中心とした療育でQOLが向上した事例を、
お母様の視点からお話していただきました。
具体的なジグを紹介していただきながら解りやすく、
時に「母親の本音」を交えながらの興味深い内容でした。

 



自閉症を持つお子さんの、「できない」ではなく「できる」に目を向けてあげること。
親としてお子さんを信じて毎日をこつこつと。かつ、常に観察・理解・創意工夫を凝らしながら。
地道にしかし確実に ともに歩んでおられるお姿に、
会場からは感動の声が上がりました。

早期のお子さんたちを持つお母さんたちには特に、
将来への希望が見える貴重なお話だったのではないでしょうか。



午後の部 前半は、
たすくの療育の流れについて、新年度から施行する評価改善シートや
宿題ノートなどのご紹介、4月開設の横浜センター南教室の
構造化による工夫点なども、簡単にご説明させていただきました。

 

また、会場から質問を募り、松倉さんやたすくの先生がたがお答えする形で
シンポジウムを開催しました。
ここでも松倉さんへのご質問は多く、
「ジグの作り方や製作過程について」や
「お母さん以外のご家族や、周りの支援者との関係」などについても
お答えいただきました。

療育を進めていくなかで不安の多いお母さんたちへ向けた
『“今日のこと”は絶対に明日に繋がっている』という言葉が
とても力強く響きました。



午後の部 後半は、たすく代表 齊藤より、
「今すぐ始める一人一人に応じた療育・教育・支援の実際」と題し
講演をお送りしました。

自閉症の人の脳の働きかたの研究についての説明から、
実際に暗算の問題を「目で見て」「声で聞いて」「見ながら声で聞いて」と差を付けて解くことで、
視覚・音韻ループ・ワーキングメモリを実感しながら、
その働きを説明する場面もありました。

 



お昼休憩中や、会が終了したあとも、
参加された皆さんの中で声の掛け合いが見られました。
齊藤の講演の中でも 専門家と親との関わりや、
地域コミュニティ、サロンの重要性にも触れましたが、
今回のフォーラムはそういった意味でも、
良い機会となったのではないでしょうか。



ご両親をはじめとする支援者も、それを支える専門家も、
常に「将来」を見通しながら、「今日」を大切に、着実に歩んでいくことの重要さを
改めて感じた研究会となりました。

 

 

渡部 亜利沙

 

 


閲覧数1,401 カテゴリアルバム 投稿日時2012/03/26 16:55
公開範囲外部公開